2025年06月13日
小田原〜伊東「地魚海鮮丼」他

昨年の9月下旬に、神奈川県の小田原から静岡県の伊東辺りまで2泊3日の旅に行ってきました。……といっても私は神奈川県民なので、小田原だとあまり”旅”という感じはしません。そんなわけで新横浜から小田原まで新幹線を利用したのですが、乗車時間はたったの15分なんですよね。全く旅行気分は高まりませんでした。

まずは小田原駅に直結するミナカ小田原に行ってみました。4階建ての小田原新城下町と14階建てのタワー棟で構成される、令和2年12月にオープンした比較的新しい複合商業施設です。東海道・小田原宿の旅籠をイメージしたという小田原新城下町は、平日の午前中でありながらも多くの観光客で賑わっていました。そうは見えないかもしれませんけどね。昼食を摂るため「貝汁屋」という食堂に行ってみたのですが、10名ほど並んでいました。小田原漁協と真鶴漁協の組合員が運営するお店だそうです。

ちょっとフンパツして「デラックス海鮮丼定食」(2,680円)を注文。地魚を中心とした海鮮丼に、小田原名物アジのフライ・モズク酢・ご飯・貝汁・漬物などが付いています。この日の海鮮丼は、アジ・イナダ・マグロ・ネギトロ・シラス・イクラ・タコ・アカエビ・玉子・刻み海苔・大葉・大根ツマ・緑の海藻・ワサビ・ショウガといった内容。画像では分かりませんが、アジがたっぷりと使われているんですよ。青魚好きにはたまりませんね、これ。フライのアジは身が薄くてイマイチでしたが、全体的には満足度の高いものでした。

土産店などを物色したあと、タワー棟の14階にある展望足湯庭園に行ってみました。お湯は箱根湯本の天然温泉とのこと。右手には小田原城、遠くには相模湾を望むことができます。この日は天気がアレでしたが、なかなか気持ちの良いところでした。

このあと小田原城を見学するつもりでしたが、面倒くさくなってしまったのでホテルへ行きチェックイン。部屋でダラダラと過ごしてから、「金時」という居酒屋に行ってみました。いつものように、焼酎のロック(605円)でお疲れさまでした……と。もうアジはいいやと思っていたのですが、ついつい「アジのたたき」(1,078円)を頼んでしまいました。酒のアテとして食べるアジは、またちょっと違った味わいになるんですよね。

他に赤貝の刺身(1,188円)・イカの塩辛(528円)・アジの骨せんべい(418円)・マダイのカブト焼き(1,078円)などをいただきました。1番のお気に入りは、ふっくらと焼き上がったカブト焼き。焼酎のロックをお代わりして、〆て5,995円となりました。ごちそうさまです。ちなみにですが、隣のお父さんたちが召し上がっていた「きんとき盛」(2,750円)という刺し盛りが、ちょっと豪華でお得そうに見えました。1人だと量が多いかもしれませんけどね。

この日の宿はこちら。ミナカ小田原のすぐ近くにある、「東横INN小田原駅東口」のシングルに1泊しました。おっ、朝食ビュッフェのメニューに「小田原おでん」の文字がありますね。しかし……実際にはどこにも見当たりませんでした。楽しみにしていただけにちょっと残念。
↓こちらで予約しました。
東横INN小田原駅東口

今回の旅、2日目。小田原市在住の友人Yと小田原駅前で待ち合わせをし、何ヶ所か寄り道をしながら、彼のクルマで伊豆半島に向かいました。熱海市にある長浜海浜公園で「ながはま特設市」が開催されていたので、昼食はこちらでいただくことに。作り置きのヅケ丼ではありますが、イナダがたっぷりの「漁師丼」(600円)がリーズナブルでなかなかイケます。今回はローカルフード目的の旅ではないので、熱海市網代の郷土料理「いかメンチ」はスルーしました。

この辺りから青空が見えてきたので、小室山にも寄ってみることにしました。伊豆東部火山群のひとつで、リフトを利用すれば頂上まで簡単に上ることができます。

標高は321mで360度見渡せる見事な眺望。とても気持ちの良いところですね。目の前には伊豆大島。この日は新島や神津島だけでなく、房総半島も見えましたよ。

この日の宿はこちら。小室山の近くにある、「リブマックスリゾート伊東川奈」のツインに1泊しました。早めにチェックインをして、温泉に浸かったりビールを飲んだりダラダラ過ごすというのもイイもんですね。友人はさらにサウナで整ったりプールで泳いだりと、ホテルステイを満喫しておりました。相変わらずアクティブですな。

夕食と朝食はビュッフェ形式。翌日もこれといった観光はせず、お昼頃には小田原駅前で解散となりました。Y君、お疲れさまです。今回の旅ではローカルフードと呼べるものがなかったし、友人と合流してからはほとんどメモを取っていなかったので、3日分まとめてサラッと紹介させていただきました。
↓こちらで予約しました。
リブマックスリゾート伊東川奈
2025年06月06日
茅野「つけとろろそば」

女神湖から蓼科湖に向かう途中、再び女の神氷水に寄りました。ほとんどの観光客が素通りするにも拘わらず、今回の旅ですっかり気に入ってしまったところです。苔の隙間から幾筋にも流れ落ちる伏流水が、見ていてとても心地イイんです。

興味のない人にしてみたら、面白くも何ともないところだと思いますけどね。私が黙ってずっと見ていたら相方がひと言。「そろそろ行こうよ」……ですって。

蓼科湖に着きました。女神湖の標高が1,540mなのに対し、こちらは1,250m。時間帯の違いもあると思いますが、300m程度の高低差でも少し暑く感じられます。湖畔を歩いて一周したら、ちょっぴり汗を掻いてしまいました。

そんなわけで、道の駅ビーナスライン蓼科湖の敷地内にある「喫茶 蓼科アイス」へ。昭和の頃に人気だった「蓼科アイス」というお店のインスパイア系で、令和2年にオープンしたそうです。いただいた「濃厚バニラソフトクリーム」(500円)は確かに濃厚な味わいで、昭和を彷彿とさせる甘さがありました。

このあと、蓼科湖のすぐ近くにある聖光寺を参拝してきました。トヨタグループが交通安全を祈願するため、奈良・薬師寺の別院として昭和45年に創建した比較的新しい寺院です。ここから我が家まで約200km。無事に帰れますように……と。

ビーナスラインを7kmほど下ったところにある、「長寿更科」というお店に入りました。旅の最後にここで信州蕎麦をいただいていこうと思います。

お目当ては、かつて諏訪の高島藩から将軍家へ献上していたという「寒ざらしそば」です。

山形・宮城・栃木・岐阜など他県の一部地域にも見られる期間限定の蕎麦で、ここ茅野市では7月の中旬頃にいただくことができます。

……が、「寒晒しはもう売り切れちゃって、今日は二八だけなんですよ〜」とのこと。……あらら。まあ、希少な蕎麦なので仕方がありませんね。予想はしていましたが、ちょっと残念。「つけとろろそば」(1,122円)でもいただきますか。

“季節のおすすめ”と書かれたメニューに、「とうもろこしの天ぷら」(660円)なんてものがあったので頼んでみました。揚げてあることもあって甘味が強いですね。まるでデザートのようです。

しばらくして、「つけとろろそば」がやってきました。とろろはユル目ですが結構なボリューム。蕎麦も充分といえるボリュームがあります。

しっかりとしたコシのある二八蕎麦で、香りもしっかりと感じられます。信州の蕎麦屋でハズレと思ったことは、今までほとんどありませんが、こちらも期待を裏切らない旨さがありました。「寒晒しそば」が食べられなかったのは、ちょっと心残りですけどね。

最後に蕎麦湯で余韻を楽しみました。ブログネタにはしませんが、このあと長野県のご当地スーパー「ツルヤ」に寄っていろいろと買物をしてきました。

今回の旅の話はこれでお仕舞いです。サービスエリアで何度か休憩を取りながら、安全運転で帰路につきました。