2018年04月19日

北九州市小倉北区「カナッペ」

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北九州の台所とも称される、旦過市場にやってきました。地元の方はもちろん、観光客にも人気の市場です。

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一部の店舗は、ご覧のように川にせり出すように建っております。大正初期に、この川から荷揚げをして商売をしたのが始まりなのだとか。

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場内は昭和のイイ香りが漂っております。……が、この雰囲気が味わえるのもあと僅か。幾度もの浸水被害や建物の老朽化などの理由で、平成28年に再整備計画の発表があったんですね。今のところまだ市場への着手はされていないということだったので、小倉まで遠路はるばるやってきた……というワケです。

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そんな歴史のある旦過市場には、北海道小樽市の「パンロール」にそっくりなものがあるんですね。簡単にいうと、魚のすり身を食パンで包んで揚げたものです。(画像はパンロールです)

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創業は大正9年だという、「小倉かまぼこ」の旦過店に行ってみました。

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「旦過市場名物 カナッペ」と書かれています。あら、ケンミンSHOWでも紹介されていたんですね。観たかったなぁ……。

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2個だけ購入し、早速頂いてみました。ちなみに、小樽の「パンロール」が昭和37年生まれなのに対し、小倉の「カナッペ」は昭和34年生まれとなっています。昭和30年代のほぼ同時期に、北海道と九州で同じようなものが誕生したというのは面白いですね。

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直径40〜45mm、長さ50mmほどの大きさで、「パンロール」を短くしたような形状です。まだ少し温かく、パンにサクサク感が残っているのがイイですね。

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魚のすり身には、かなり細かく刻まれた玉ネギとニンジン、そしてコショウが練り込まれております。フンワリとしていて柔らかく、こちらもイイ食感です。しっかりと感じられる魚の風味とコショウのピリピリ感で、ビールが欲しくなるような旨さがありました。


e_aji at 08:00│Comments(4) 魚の練りもの系 | 福岡県

この記事へのコメント

1. Posted by うどん男@広島   2018年04月21日 05:06
カナッペがでていた放送は見ていたので6年前くらいに行ったことが有ります。放送で見た感じでは相当な量のコショウを練り込んでましたね。食べるとピリッという程度ですが。
すり身+パンというと長崎のハトシにも似てますね。あちらはエビのすり身がメインらしいですが。
2. Posted by A-chang   2018年04月21日 14:07
うどん男@広島様
このピリピリ感がイイですよね。
ビールと一緒に食べれば良かったと思いました。
そうそう、ハトシにも似てますよね〜。
3. Posted by SaltyDog   2018年04月24日 07:31
私の行きつけの飲み屋の店主が小倉出身で、
最近このカナッペやぬか炊きを
旦過市場から取り寄せて出してくれています。
やっぱりハトシを想起しますよねー。
4. Posted by A-chang   2018年04月24日 15:16
SaltyDog様
カナッペって、お取り寄せができるんですね。
でも知らない人が頼んだら、何コレ?ってなるかも。w
ハトシも久し振りに食べてみたいな〜。

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