2018年12月12日

横浜市中区「横浜系バンメン」その2

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港の見える丘公園や山下公園などを経て、横浜赤レンガ倉庫へ移動。大さん橋には、ダイヤモンド・プリンセスが停泊していました。

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この時はお揃いの上着を着た中国系の団体客が多かったのですが、なぜか記念撮影をするたびに、歌うようにして全員が声を張り上げていました。あれは一体何のおまじないだったんでしょう。

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そんな彼らを観察していたら、いつの間にかダイアモンド・プリンセスが台湾に向け出航していました。いつかはあんな豪華客船で、旅してみたいもんですね。

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このあと、横浜中華街に移動しました。先ほど頂いた「横浜系バンメン」を供する店がここにもあるのですが、どうやら撮影禁止らしいのでスルー。

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中華街の雰囲気だけを楽しんできました。行列ができていた、焼き小籠包が美味しそうでしたけど。

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横浜中華街から更に1.5kmほど歩き、「コトブキ亭」というお店へ。ここで「横浜系バンメン」を頂こうと思っていたのですが……あら、閉まってますね。定休日ではないのに。

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仕方がないので更に2kmほど歩き、山手公園の近くにある大正7年創業の老舗中華料理店「奇珍」へ行ってみました。本来の屋号は「奇珍樓」なのですが、お客さんに「キチン」と呼ばれ親しまれていたことから、こう表記するようになったのだとか。

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コチラのお店も「辨麺」や「弁麺」ではなく、「バンメン」というカタカナ表記のみなんですね。中には和えそば(混ぜそば)の方の「拌麺」と間違える人も、いそうな気もしますけど。

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「バンメン(辨麺)」は、ラーメンドンブリよりも底が浅めの器でやって来ました。。具はエビ・イカ・豚肉・ナルト・キャベツ・ニンジン・玉ネギ・タケノコ・キクラゲ。やはり粘度の低い餡で、塩ベース……というか砂糖ベースといいたくなるほどの結構な甘味があります。アッサリとした醤油ベースのスープも、やや甘めで独特な仕上がりです。ラーメンだと思うとちょっと違和感がありますが、逆にこの味付けがファンに長らく愛されてきた理由なのかもしれませんね。

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細めのストレート麺は、柔らかめながらもザクザクとした歯切れのイイ食感。前回と同様、日本の「中華そば」とはまた違った旨さがあり、結局甘いスープはゴクゴクゴクゴクと全て飲み干してしまいました。ちなみにコップの水が減ると、店のお姉さんがすぐに継ぎ足してくれます。やっぱり甘い味付けだから……ですかね。


e_aji at 08:00│Comments(2) ラーメン | 神奈川県

この記事へのコメント

1. Posted by 常吉   2018年12月12日 20:35
こんばんは。
いつも更新、楽しみにしています。
バンメンはたぶん、ヴェトナムの「バイン」が由来ではないでしょうか。
「粉もん」という意味だそうで
「バイン・フォー」→バイン麺→バンメン
さて、どんなもんでしょう。
2. Posted by A-chang   2018年12月13日 14:28
常吉様
ありがとうございます!
作っているのは主に中国系(広東系)の人ですし、
店によっては辨麺または弁麺と表記されているので、
バイン説は厳しいかも……です。

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