2020年02月28日

太田「ぎゅうてん」

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太田市にある、曹源寺を参拝してきました。建立は寛政10年(1798年)と推定されている本堂は、日本三大さざえ堂のひとつでもあり国の重要文化財となっております。2階建てに見えますが、実は3階建て。江戸期から明治期の建立で、現存するサザエ堂は全国に6棟あるそうですが、コチラのものが最大級となるのだとか。

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会津さざえ堂(円通三匝堂)と同様、上り通路と下り通路が一切交わらない構造になっています。ただ会津さざえ堂のようなラセン状ではなく、直線的な通路だったので、サザエ度はちょっと弱めですね。

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さて、群馬県の桐生市と太田市および栃木県足利市の一部地域には、「ぎゅうてん」と呼ばれるものが戦前からありました。……が、供する店は現在存在しないんですね。……と、ずっと思っていたのですが、1軒だけ見つけることができました。それがコチラの「吾助」というお店で、クルマ1台がギリギリ通れる道の先にあります。でも意外と駐車場(というか空き地)は広いんですね。

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メニューには「お好み風ぎゅうてん」(500円)と書かれていました。この他に各種お弁当(500円〜1,500円)もございます。お店の前にテーブル席があったので、ここで食べていくことにしました。

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「牛天」ならぬ「ぎゅうてん」は、10分ほどでやってきました。桐生市にある「武正米店」のご主人の話によると、「ヘラなどでギュウギュウ押さえつけて焼くから」というのが名の由来なのだそうです。いわゆる混ぜ焼きで、直径は22cm、厚さは2cmほどあります。具は長ネギが主体で、鶏肉やキャベツなどが使われています。上にはお好みソースが塗られ、カツオ節と青海苔がトッピング。確かにお好み焼きっぽい仕上がりですね。昔は直径10cmくらいで、ネギと干しエビが入るくらいのシンプルなものだったそうなので、ちょっぴり豪華な「ぎゅうてん」といえます。

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フチの方は、まるでスナック菓子のようにサックサク。お好み焼きと比べると、小麦粉生地の比率が高めではありますが、ネギとキャベツのシャキシャキ感とその甘味がたまりませんね。

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マヨは何故か別添えでした。普段は使わないのですが、折角なのでチョコンとつけて美味しくいただきました。こうなると、ビールが欲しくなってしまいますね。ボリュームも充分にあって、ナカナカ満足度の高いものでした。ちなみに「ぎゅうてん」のレシピは、家庭によって様々なのだそうです。また子供のおやつでもあり、夕食の一品でもあったのだとか。個人的には、東京の「どんどん焼き」がルーツではなかろうか……と思っています。

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このあと八王子山公園(太田市北部運動公園)で開催されている、おおたイルミネーション(令和元年11月30日〜12月31日)を観てきました。

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公園の広い斜面を利用しているので、都市部のイルミネーションとはまた違った楽しさがありました。

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この日の宿はコチラ。「ビジネスホテル アートプラザ」で6畳の和室が1泊3,200円でした。部屋にバス・トイレ・冷蔵庫は付いていません。

↓コチラで予約しました。
ビジネスホテル アートプラザ


e_aji at 08:00│Comments(0) お好み焼き・鉄板焼き系 | 群馬県

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