2020年03月20日

桐生「花ぱん」

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「萬福食堂」から2kmほど歩いて、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている桐生新町へ行ってみました。まずは関東五大天神のひとつに数えられる、桐生天満宮を参拝しました。

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お次は桐生天満宮の近くにある、群馬大学工学部同窓記念会館を見学。前身である桐生高等染織学校の校舎として、大正5年に建てられたものです。

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桐生駅方面に少し戻り、矢野本店や旧矢野蔵群(有鄰館)を見学。蔵群は11棟あり、中には天保14年(1843年)に建てられたものもあるそうです。

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他の重伝建地区と比べるとやや大人しめな感はありますが、のんびりと歩き廻るのにはとてもイイところです。

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そんな桐生には、100年以上もの歴史を誇る「花ぱん」というパン……ではなく和菓子があります。10年ほど前にチラッと紹介したことがあるのですが、当時は甘いものが苦手だったので購入しなかったんですね。詳しくは調べていないのですが、現在は桐生市とみどり市にある7軒ほどのお店で製造販売されているそうです。(16軒と書かれているサイトもありました)

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矢野本店・旧矢野蔵群から少し南下したところにある、明治29年創業の老舗和菓子店「小松屋」へ行ってみました。元祖といわれる嘉永元年(1848年)創業の「小松屋 本店」から、暖簾分けしたお店だそうです。本町4丁目にあることから、「小松屋本四」とも呼ばれます。(本店はすでにありません)

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コチラの「花ぱん」は12枚入りで850円と、他のお店と比べるとややお高めです。

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大きさは直径7cm、高さ2cmほど。主な原材料は小麦粉・玉子・砂糖。賞味期限は約1週間となっております。これは溶かした砂糖を全面に絡めた伝統的なタイプですが、時季によっては抹茶・イチゴ・チョコレートといったバリエーションも販売されるようです。

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何故このカタチをしているかと申しますと、先ほど訪れた桐生天満宮の神紋である、梅の花を模しているからなんです。

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弾力のない水分少なめの生地で、甘食を思わせるような味わいがあります。といっても、生地自体は甘くないんですけどね。なので、少し砂糖を落として(←何やってんだか)美味しくいただきました。コレ、絶対牛乳に合うでしょうね。

[参考]美世志 花ぱん


e_aji at 08:00│Comments(2) 甘いもの・菓子系 | 群馬県

この記事へのコメント

1. Posted by いち   2020年03月21日 01:02
やはり上毛地区、小麦粉をこねて火を通す、というおやつが多い印象です
2. Posted by A-chang   2020年03月21日 13:48
いち様
そう言われてみると、
今回の旅でいただいたもののほとんどは、
小麦粉ベースですね。w

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