2020年03月27日
桐生「コロリンシュウマイ」再訪
高津戸峡の遊歩道を歩いたあと、ベイシア 大間々店に寄りました。もちろん買物をするためですが、時間調整のためでもあるんです。
開店時刻の11時になったので、ベイシアから3kmほどのところにある「コロリンシュウマイ」に行きました。お目当ては、桐生市民のソウルフードともいわれる「コロリンシュウマイ」です。屋号と商品名が同じなのでヤヤコシイですね。創業年を調べてみたのですが、ネット上にある情報はバラバラ。1960年代と推測されるものが多いのですが、1977年と書かれたサイトもありました。
実は13年前に紹介済みなのですが、当時は無かった「カレーコロリン」を1度食べてみたかった……というワケです。「コロリンシュウマイ」を5個(180円)と、「カレーコロリン」を5個(200円)頼みました。
他にコロッケ・いもフライ・メンチカツ・おこわなどもございます。
「コロリンシュウマイ」は冷めると硬くなってしまうため、15分〜20分以内に食べることが推奨されています。なので、8席用意されているコチラのイートインスペースでいただきます。「これから蒸し上げるので、5分ほどお待ちください」とのこと。
ちなみに店内でいただく場合は、注文時に伝えなければなりません。
「コロリンシュウマイ」という名ではありますが、肉も入っていなければ皮も使われていません。簡単にいうと、男爵イモ・玉ネギ・ジャガイモデンプン・豚の背脂を混ぜ合わせて蒸し上げ、特製ウスターソース(コロリンソース)を掛けたものです。店内に貼られた何かの記事には、「地元で戦後から作られていた家庭料理がルーツ」と書かれていました。しかしながらネット上には、「昭和初期から営業している、あるお店がルーツ」「おじいさんがリヤカーで売っていたシュウマイがルーツ」といったような情報もありました。
袋入りの青海苔を掛けてからいただきました。直径3cmほどの……何て言ったらいいんでしょうね。デンプンのかたまりのようなもので、モッチリとしたイイ歯応えと少しコシのようなものが感じられます。肉は入っていないのですが、豚の背脂が少し使われているためか、どことなくシュウマイぽい味わいがあるのが面白いですね。昭和を感じられる素朴な旨さです。
「カレーコロリン」は5年ほど前に誕生したそうです。「コロリンシュウマイ」とものは同じで、掛かっているソースがカレー味なんですね。コロリンソースはサラサラですが、カレーソースは少しトロミがあります。カレールーとウスターソースの中間といったような味わいで、昭和なおじさんにはなかなかイケるものでした。しかし……相変わらず表現が難しい不思議な食べ物ですね。w