2020年03月30日

桐生「ひもかわ」その4

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古くから織物の町として栄えた桐生には、名物といえるものがホントに沢山ありますが、中でも有名なのは「ひもかわ」(桐生以外にも見られます)ではないでしょうか。このブログでも何度か紹介してきました。近年は10cm以上もある超幅広の「ひもかわ」が注目されがちですが、ある地元の方いわく、昔は幅1.5〜3cmくらいが一般的だったそうです。更にいうと寒い時季にいただくもので、温かい「ひもかわ」が伝統的スタイルなんですね。

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というワケで今回は、創業から約50年になるという老舗、「そばよし」というお店に行ってみました。

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麺類は全て「ひもかわ」にすることができるようですが、「特製ひもかわ」(650円)というものを頼んでみました。

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他にも群馬名物の「ソースカツ丼」(850円)や、「おっきりこみ」をすき焼き風にアレンジした「すっきりこみ」なんてものがありました。昨年誕生したばかりのまちおこし系料理で美味しそうなのですが、1,600円(各店統一)というお値段ではちょっと手が出せませんね。

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「特製ひもかわ」の具は、味付油揚げ・ナルト・ホウレンソウ・ネギで、薬味としてのネギも付いています。

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ホウレンソウではなくインゲンと書かれているブロガーさんもいらっしゃったので、季節によって変わるのかもしれませんね。ツユは甘さ控えめで、酸味の利いたスッキリとした味わいです。

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麺の幅はバラツキがあり2.5〜4cmほど。桐生では現在、これでも細めの部類になるのだとか。柔らかめで上手く持ち上げないとプツッと切れてしまいますが、ツルツルとした舌触りとモッチリとしたイイ食感もあって、美味しくいただくことができました。

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「そばよし」から1kmほどクルマを走らせ、桐生明治館を見学してきました。明治11年に衛生所兼医学校として、前橋市に建てられた擬洋風建築です。昭和3年に相生村役場として桐生市に移築。昭和51年に旧群馬県衛生所として、国の重要文化財に指定されました。

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階段や2階の廊下は屋外にあるという、珍しい構造になっています。それがこの建物の魅力の1つなのですが、10年前と比べると劣化が進んでいるように見えました。維持が大変そうですね。

[参考]桐生うどんの里


e_aji at 08:00│Comments(0) そば・うどん | 群馬県

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