2021年01月15日

富士河口湖町「ほうとう」その6

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富岳風穴から4kmほどのところにある、西湖いやしの里根場にやってきました。元々小さな集落があった場所なのですが、昭和41年の台風により壊滅的な被害を受けてしまいました。それから40数年が経ち、かつての美しい集落を甦らそうと、茅葺き屋根の家屋を約20棟再現させたのだそうです。

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なので、建物の中に入るとまだ少しだけ新しさが感じられますが、1棟だけ江戸時代末期に建てられた養蚕民家が残っています。それが画像上の旧渡辺住宅です。ただ……屋内の見学はできないんですけどね。ちょっと残念。

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西湖→河口湖の大石公園→激安市場(店名に偽りなし)→河口湖大橋を経て、「ほうとう蔵 歩成」の河口湖店に行きました。

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「昇仙峡ほうとう味比べ真剣勝負」という大会で、3連覇(平成23〜25年)を達成し殿堂入りとなった、ほうとう専門店です。そのためか、広い駐車場にはかなりの台数のクルマが停まっています。この界隈で夜まで営業している「ほうとう」の店が、ほとんど無いというのもあるのかもしれません。

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約47分待ちですか……。まぁでも、渋滞を避けるため遅くまでいるつもりでしたから、全く問題はありません。発券されたQRコードをスマホで読み取ると、メールやLINEで呼び出してくれるというシステムなので、クルマの中でテレビでも観ながらのんびりと待つことができます。

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結局、30分ほどで席に案内されました。これまでに「かぼちゃほうとう」「焼きほうとう」「カレーほうとう」「あずきほうとう」「みみほうとう」といったものを紹介してきましたが、今回はベーシックな「豚肉入り黄金ほうとう」(税込み1,320円)を頼みました。他にアワビの煮貝が入った、「プレミアム黄金ほうとう」(1,980円)なんてものもございます。

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「黄金ほうとう」は注文をしてから20分ほどでやってきました。豚肉・カボチャ・油揚げ・シメジ・エノキ・マイタケ・白菜・ニンジン・ゴボウ・大根・ジャガイモ・里芋と具沢山なのが嬉しいですね。甘味の強い豚肉とカボチャが、旨味をグッと引き立てています。味噌ベースのツユは、意外とアッサリ目の仕上がりながらも深味のあるイイ味わい。おじさん的には少し塩気が強めではありますが、少し溶かしたカボチャを麺に絡めていただくと、思わず笑みがこぼれてしまいます。

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少し縮れのある麺は、幅10mm×厚さ2〜3mmほど。ムニュムニュとした適度なコシと、イイ意味での小麦粉感があります。後半は卓上にある、ネッチョリとした自家製の辛味噌を加えていただきました。当然のことながら更に塩気が強くなるのですが、辛味とニンニクが効いたパンチのある旨さに変貌するんですね。コレ……クセになりそうです。

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やめておけばイイのに、ついついもう1さじ……もう1さじと足してしまうのでありました。

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今回の旅の話は、これでお仕舞いです。近くのスーパーで買物をしてから、山中湖→御殿場IC(東名高速)経由で家路に就きました。

[参考]ほうとう

e_aji at 08:00│Comments(0) そば・うどん | 山梨県

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