2021年01月20日

横浜市中区「ビクトリアカツ」その3

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昨年の10月上旬にクルマを使って、神奈川県の横浜・湘南方面へ4泊5日の旅へ行ってきました。第三京浜を保土ヶ谷ICで降り、まずは山下公園を散策してきました。画像は氷川丸・赤い靴はいてた女の子像・改修工事中の横浜マリンタワーとなっております。

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さて……5年半ほど前に、「ビクトリアカツ」なるものを紹介したことがあります。横浜市を中心とした神奈川県や東京都などに見られる料理で、店によっては「ヴィクトリアカツ」「ビクトリヤカツ」「ビクトリアカツレツ」などとも表記されます。……といっても供する店は少なく、6年前に確認できたのは18軒のみ。先日調べてみたら、その内の6軒は残念なことに廃業となっていました。画像は横浜市にある「レストラン 松山」(左)と「レストラン テル」(右)のものです。

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その元祖と思われるお店が、コチラの昭和31年創業「レストラン グリル サクライ」です。平成26年にこの場所へ移転した際、メニューから外されてしまったのですが、いつの間にか復活を遂げていたんですね。

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但し、日替わりメニューとしてです。下のメニューの「本日のフライ」の3つが、それに当たります。今回はベーシックな「ヴィクトリア」(950円)を頼みました。ちなみに営業時間は11時30分から15時までで、定休日は土日祝日。更に日替わりともなると、ヨソ者には結構ハードルが高めなんですよね。

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先にミニサラダがやってきました。いや……それなりにボリュームがあるので、ミニと呼ぶのは失礼かもしれませんね。赤玉ネギとサニーレタスに、酸味の効いたイタリアンドレッシングが掛かっております。ライスは撮り忘れましたが、大盛りと言っていいレベル。「ライス少なめで」と注文するお客さんも、チラホラといらっしゃいました。

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「ヴィクトリア」は簡単にいうと、ハンバーグに衣を付けて揚げ焼き(揚げものよりも少ない油で揚げるようにして焼く)したものです。といっても、3人前を1度に作っていたためか、フライパンには油がタップリと入っていましたけどね。(笑)程良い甘味と酸味のあるデミ系ソースは、どこか懐かしさを感じる香ばしさがあって昭和人にはたまりません。欲を言わせてもらえれば、もうちょっと多めに掛かっていると嬉しいです。

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サクッとした厚めの衣の中には、フンワリ柔らか仕上げの挽肉と玉ネギが入っております。コレってメンチカツでは……と思われるかもしれませんが、不思議とハンバーグの味わいがしっかりとあるんですよね。面白いもんです。ミョーに歯応えのあるカリカリフライドポテトと、ケチャップ味のマカロニと一緒に美味しくいただきました。

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帰り際、店のお母さんに「このお店ってヴィクトリアの元祖なんですか?」と訊いてみたところ、「はい、そうです」と満面の笑みで答えてくれました。……やっぱりそうでしたか。代替わりすると、そういったことがうやむやになるケースが多いのでホッとしました。いや〜、来てみて良かったです。

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ホントはもっと訊きたいことがいろいろとあったのですが、コロナ禍でもあるし並んでる人もいて忙しそうだし……やめておきました。店を出たあとは、県立歴史博物館横浜税関日本郵船歴史博物館横浜市開港記念会館神奈川県庁などを観て廻りました。

e_aji at 08:00│Comments(4) 洋食 | 神奈川県

この記事へのコメント

1. Posted by いち   2021年01月21日 20:22
5 メンチカツでないところがミソ、ということですね。メンチカツの普及がヴィクトリアカツを日陰に追いやった・・・訳ではなさそうですがw
2. Posted by A-chang   2021年01月22日 00:46
いち様

老舗の洋食店のみで供されているんですよ。
精肉店ではなく。w
3. Posted by ハル坊@東京   2021年01月22日 10:07
そう言われれば、ハンバーグやとんかつにデミグラスソースをかけたのは食べたことがありますが、メンチカツとデミグラスソースの組み合わせは今までありません。コロッケも思い浮かばないのですね・・・
4. Posted by A-chang   2021年01月22日 19:24
ハル坊様

あっ、でもメンチカツやコロッケに
デミグラスソースを掛けても美味しそう……。
探せば見つかるかもしれませんね。

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