2021年02月24日

東伊豆町稲取「黄飯&甘納豆入り赤飯」

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稲取漁港前で毎週土日祝日に開かれている、港の朝市での話の続きです。

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少数ではありますが、静岡県藤枝市の「染飯(そめいい)」・愛知県名古屋市の「黄飯(きいはん)」・大分県臼杵市の「黄飯(おうはん)」など、全国には黄色く染められたご飯が見られます。いずれも古くから伝わる郷土料理で、着色料としてクチナシの実が使われております。更にいうと、いずれも海に面した地域なんですよね。接点はそのくらいしか分かりませんが、ここ稲取にも同様のものがあるのでいただいてみようと思います。

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3年ほど前に「げんなり寿司」を購入した、「かしゃばや」というお店に行ってみました。

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もうひとつのお目当てである、「甘納豆入り赤飯」は350円。手前にある小さなパックは150円とのことなので、そちらを購入することにしました。

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稲取では「黄飯(きいはん)」「黄飯(おうはん)」ではなく、「黄飯(きめし)」と呼ばれます。コチラではおにぎりとして売られていて、2個入りのものが220円(タクアン付き)でした。製造元は、地元の弁当総菜店「め組」となっております。

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稲取では正月・祭り・節句などのハレの日に、「黄飯」が振る舞われるのだそうです。ご飯はやや柔らかめ。クチナシの実そのものには殆ど味も香りもありませんが、少しだけ塩を利かせてあるので、このままでも美味しくいただくことができます。正直いうとオカズが欲しいところですが、素朴な味わいを楽しむことができました。ちなみに、稲取にある料理店「徳造丸 本店」では温かい「黄飯」をいただくことができるので、お財布と時間に余裕のある方は訪れてみるのも宜しいかと思います。

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「甘納豆入り赤飯」には、製造元の表記がありませんでした。金時豆の甘納豆が2つ載っているだけで、他は小豆を使った甘くないフツーの赤飯なんですね。全体的に甘いものを想像していたので、ちょっと拍子抜けといった感じでした。こんな感想でごめんなさい。

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「甘納豆入り赤飯」は港の朝市内にある4軒と、向かいにある稲取漁港直売所「こらっしぇ」でも扱われていました。実は……甘納豆を使った赤飯って、東日本に何ヶ所か見られるので、それほど珍しいものではないんですよね。

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このあと1kmほど離れたところにある、雛の館を見学してきました。今では関東などでも見られるつるし雛ですが、ここ稲取では江戸時代後期から飾られていたそうで、「雛のつるし飾り」発祥の地とされています。また山形県酒田市の傘福、福岡県柳川市のさげもんと並び、日本三大つるし飾りのひとつにも数えられております。

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ウサギやハトは神の使い、キンメダイは稲取の縁起物、サルは「厄が去る」、スズメは五穀豊穣……など、それぞれに意味があるのだそうです。なるほどなぁ……と思いつつも、この可愛さに見入ってしまうのでありました。


e_aji at 08:00│Comments(0) 和食 | 静岡県

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