2021年05月12日
長崎市琴海地区「琴海寿司」
西海橋まで戻ってきました。画像左下が新西海橋で、右下が国の重要文化財に指定されている西海橋です。橋の下に流れているのは川ではなく、針尾瀬戸(伊ノ浦瀬戸)と呼ばれる幅約180mの狭い海峡で、日本三大急潮(※)のひとつに数えられています。画像からも流れの速さが伝わるかと思いますが、ここでは渦潮も観られるんです。
※三大といっても、鳴門海峡・来島海峡・関門海峡・針尾瀬戸・玄界・黒之瀬戸などいろいろあるんですね。
この日は大潮で、しかも干潮時。なので、絶好の見頃のはずなのですが……ハッキリとした渦潮はほとんど観られませんでした。鳴門の渦潮のようなものを想像していただけに、ちょっと拍子抜け。直径3〜10mの渦潮が観られると聞いていたんですけど、運が悪かったんですかね。
一応……ベストショットといえそうな画像を載せておきます。クドいようですが、私の中ではこれがベストショットです。
西海橋から19kmほどのところにある、「ショッピングセンター なかむら」にやってきました。お目当ては、長崎県の琴海地区に伝わる郷土料理「琴海寿司」です。
何種類か並ぶ中、税込み648円のものを購入しました。
正方形にカットされた押し寿司が、6つ入っております。対岸にある大村市の郷土寿司、「大村寿司」によく似ていますね。ネット上には情報がありませんでしたが、おそらく何かしらの接点があると思います。
具は錦糸玉子・赤魚のそぼろ・カマボコ・ゴボウ・シイタケ。錦糸玉子とゴボウが主体で、他の具の存在感はそれ程ありません。酢飯は酢の酸味と砂糖の甘味がしっかりと利いていて、昔ながらの味わい……というか、子供の頃に九州出身の母が作ってくれていた「ちらし寿司」のような、懐かしい素朴な味わいがありました。
錦糸玉子を退けるとこんな感じです。カマボコなんかは、かなり細かく刻まれているんですね。他に赤と緑のはんぺん・チクワ・干し大根などが使われることもあるようです。
[参考]ちゃんぽん・皿うどん用の蒲鉾(赤緑はんぺん・丸天・竹輪)
参考のため、「大村寿司」の画像も載せておきます。よく似ている……というか、瓜二つですよね。具材も似たようなものが使われていて、私には何がどう違うのか説明することができません。(涙)
[参考]長崎郷土料理 冷凍 大村寿司
ちなみに「琴海寿司」は、長崎市の浜町アーケード内にある「とれとれ旬家 浜町店」でも売られていました。