2021年05月19日

長崎市「白鉄火」他

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銭座町電停から平和公園電停まで、また戻ってきました。

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まずは爆心地公園へ。原子爆弾落下中心地碑(画像右下)・移築された浦上天主堂の遺壁(上と左下)・被爆当時の地層などを見学することができます。

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長崎原爆資料館も見学してきました。撮影禁止ではないのですが、原爆の恐ろしさが生々しく伝わる場所ではカメラを構えることはできませんでした。

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長崎西洋館というショッピングモールの2階にある、「廻転寿司 じげもん」にやってきました。「じげもん」というのは、長崎弁で「地元のもの」「地元の人」という意味だそうです。

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お目当ては「白鉄火」なるもの。「鉄火巻き」といえば全国的にはマグロの細巻きを指しますが、長崎ではマグロではなく、ヒラマサ・ブリ・ハマチ・カンパチなどが使われるのだそうです。「ヒラス(ヒラマサの地方名)鉄火」「ブリ鉄火」「マグロ鉄火」(703円/容器代含む)をテイクアウトしてみました。この時は20分ほど待ちましたが、予め注文用紙に記入してFAXで予約をしておくと、すんなり受け取ることができるそうです。

※これは比較的最近の用紙です。昨年11月の往訪時のものとは多少異なります。

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公園のベンチで早速いただいてみました。まずは「白鉄火」定番の「ヒラス鉄火」から。身が締まっていて、ザクザクとしたイイ歯応えがあります。「鉄火巻き」と思うと少し違和感がありますが、適度に脂ものっていて美味しくいただけますね。しかし何故、マグロではない「鉄火巻き」が生まれたのでしょう。「長崎では歯応えのある刺身が好まれる」「長崎ではヒラマサやハマチなどの養殖が盛ん」「そもそも長崎は天然マグロの水揚げ量が少ない」などといった説があるそうです。

※長崎県は現在、養殖クロマグロ(本マグロ)の水揚げ量が日本一だそうです。

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お次は「ブリ鉄火」です。少し柔らかめではありますが、ヒラスよりも脂がのっていて文句なしの旨さです。なんでこれが他県に無いんだろう……と思えるものでした。恥ずかしながら今まで知らなかったのですが、ヒラマサ・ブリ・カンパチはいずれも白身魚ではなく、赤身魚に分類されるそうです。ついでにいうと、サケは白身魚なんですよね。ホント……ヤヤコシイです。w

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もちろん、「マグロ鉄火」も美味しくいただきました。ちなみに現在、「白鉄火」は絶滅危惧種になっているようで、メニューに載せているお店はあまり見られませんでした。「幻の寿司」と書かれているサイトもあるくらいです。「白鉄火」に限ったことではありませんが、こういった食文化が衰退していくのは残念ですね。

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このあと、原爆資料館電停から新地中華街電停へ移動しました。

e_aji at 08:00│Comments(0) 寿司系 | 長崎県

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