2021年05月21日

長崎市「パンメン&ハトシ(その2)」

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新地中華街電停から5分ほど歩いたところにある、唐人屋敷跡を見学してきました。1689年(元禄2年)に造られた2,000人規模の唐人(中国人)居留地で、当時一帯は塀と堀で囲まれ監視されていたそうです。画像は大門を潜ってすぐの場所にある土神堂です。

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コチラは南京の人たちによって1736年に建てられた天后堂で、航海安全の神である媽祖などが祀られています。

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他に観音堂や、福建会館(旧八門会所)の正門・天后堂などを観て廻りました。いずれも修復改装されたものですが、無料で見学することができます。

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長崎新地中華街にやってきました。日本三大中華街の中では最も規模の小さいところですが、歴史は最も古く、他とは違った食文化が見られます。というのも、横浜中華街や神戸の南京町は広東省の出身者が多かったのに対し、長崎新地中華街は福建省の出身者が多かったんですね。全国的に知られる「長崎ちゃんぽん」は、福建料理の「湯肉絲麺」をアレンジして考案されたものといわれております。

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……といっても、今回紹介するのは「ちゃんぽん」ではなく「バンメン」です。供する店は少数ながらも全国的に見られる中華料理で、主に「拌麺」「坢麺」「拌面」などと表記されます。簡単にいうと汁なしの混ぜそば(和えそば)なのですが、長崎のものはビミョーな違いがあるんですね。……というワケで、長崎新地中華街の北門(玄武門)を潜ってすぐのところにある、昭和19年創業の「京華園」に入りました。

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全国的には「バンメン」なのですが、長崎では「パンメン」と呼ぶんですね。福建省では「拌=混ぜる・和える」を「パン(プァン)」と発音するため、この表記になるそうです。GoToトラベルの地域共通クーポンが使えるお店なので、「ニラパンメン」(900円)の他に「ハトシ」(4個680円)と「青島ビール」(550円)も頼みました。

※地域共通クーポンを2,000円分使ったので、130円の支払いとなりました。

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「青島ビール」を飲むのは、20年振りくらいではないでしょうか。昔は何か物足りないなと思っていたのですが、今は不思議と昔よりも美味しく感じられます。歳のせいなんですかね。

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長崎ではお馴染みの「ハトシ」は、卓袱料理のひとつでもあります。このお店では蝦吐司や蝦多士ではなく、炸多絲(ツァトースー)という珍しい表記でした。13年ほど前にいただいたものは冷めていたので、1度は揚げたてのものが食べてみたいと思っていたんですね。サックサクに揚がった食パンに、ふんわりとしたエビのすり身がたっぷりと挟んであります。やはり揚げたてならではの旨さがありますね。ただ……おじさんには、結構油が気になる仕上がりとなっていました。ライトな「青島ビール」に合う……ともいえますけど。

[参考]長崎中華街 蘇州林 中華ハトシ

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「ニラパンメン」の具はチャーシューとモヤシのみで、花ニラ(花茎)がトッピングされています。一般的な葉ニラではないんですね。中国野菜ですが、国産のものを使っているとのこと。葉ニラのような主張はないので、個人的にはもっと載っていても全然OK。本場感の強い香辛料の利いた甘めのチャーシューが、味の良いアクセントになっていてとてもイケるんですね。シャキシャキとしたモヤシもイイ食感です。

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フツーの中華麺ではなく、ちゃんぽん麺を使うのも長崎の「パンメン」ならではです。ツルツルとした舌触りと、イイ意味でモソッとした柔らかめの麺に、中華スープを凝縮したような旨味が絡み付いています。イイ具合にオイスターソースも利いていて、ちょっとクセになりそうな旨さがありますね。ボリュームもあって、満足度の高いものでした。横浜にも「バンメン/辨麺」と呼ばれるものがありますが、「五目うま煮そば」のようなもので、全国的に見られる「バンメン/拌麺」とは全くの別物。長崎の「パンメン/拌麺」は別物とまではいえませんが、このようにビミョーな違い(呼称と麺)があるのでした。

e_aji at 08:00│Comments(0) 中華 | 長崎県

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