2021年06月30日

島原「豆腐かまぼこ」

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今回の旅、11日目。全国には豆腐を混ぜた魚の練りものが、チラホラと見られます。このブログではこれまでに、秋田県の「豆富かすてら」・宮城県の「おとうふかまぼこ」・鳥取県の「とうふちくわ」・香川県の「海老ちくわ」といったものを紹介してきました。

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ここ長崎県の島原地方にも同様のものが見られるので、前日に「キッチンハウスみつい ウイルビー店」というスーパーで入手しておきました。

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島原地方では「豆腐かまぼこ」、または「ヒロス」などと呼ばれます。「ヒロス」というのは元々江戸時代にポルトガルから伝わった「フィリョース/Filhos」のことで、小麦粉や玉子などを使った揚げ菓子だったそうです。それがいつの間にか「飛竜頭(ひりゅうず)」……つまり「がんもどき」に変化していったのですが、島原地方には「ヒロス」という名がそのまま残り、何故か豆腐入りのカマボコに変化してしまったんですね。どうしてそうなったのかは分かりませんが、島原では100年以上も親しまれている郷土食なのだそうです。

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「とうふ蒲鉾」(20円引きで192円)という商品を購入してきました。製造元は島原市にある、昭和37年創業の杉永蒲鉾店(※)となっております。他にも多くのメーカーが確認できました。

※長崎市にも同年創業の杉永蒲鉾という会社がありますが関係は不明です。

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長さ150×幅50×高さ25mmほどの大きさ。主にスケソウダラを使ったすり身で、豆腐の他に細かく刻まれた昆布とニンジンが練り込まれています。メーカーによっては赤く着色したものや揚げたもの(※)、昆布の代わりにキクラゲや茎ワカメを使ったもの、具が入らないものなどもあります。

※「豆腐かまぼこ」を揚げたものだけを「ヒロス」と呼ぶ地域もあります。

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カマボコらしいザクザクとした歯応えがありながらも、豆腐のふんわりとした感じも少しあります。やや甘めで塩気が少々。このままでも美味しくいただけますが、醤油にチョコンと浸けても良さそうですね。思ったより豆腐感は弱めで、カマボコ寄りの仕上がりです。個人的には酒のアテにピッタリという印象ですが、おかずにもお茶請けにも良いのではないでしょうか。

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ちなみに長崎かんぼこ王国のゆるキャラ(20人もいる)に、「豆腐かまぼこ」は含まれていませんでした。島原地方だけのものだから……かもしれませんね。

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ホテルを出たあと、再び武家屋敷街を歩いてきました。島原で1番のお気に入りとなっている場所です。

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湧水を引いた細い水路が道の真ん中を通るなんて景観は、私が知る限りでは全国でもここだけです。もし他にもご存知の方がいらっしゃいましたら、コメント欄にて是非お知らせください。いつか必ず訪れますので。

[参考]みゆき蒲鉾本舗 とうふ蒲鉾 野菜


e_aji at 08:00│Comments(2) 魚の練りもの系 | 長崎県

この記事へのコメント

1. Posted by いち   2021年07月01日 00:58
5 これは宮城の豆腐かまぼことどう違うんでしょう?どっちもおでんには最高でしょうけどw
2. Posted by A-chang   2021年07月01日 01:04
いち様

もう10年以上前のことなので、
違いは……その〜、よく分かりません。w
強いていえば具が入っていることですかね。

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