2021年07月09日
南島原「島原手延べそうめん(ちゃんぽんそうめん)」
水無川に架かる橋の上から、雲仙岳(20を超える山々で構成された火山)のシンボルともいえる平成新山を眺めてみました。かつてはその奥にある普賢岳が最高峰だったのですが、平成2年から7年に掛けての火山活動によってこの山が最高峰となったんですね。記憶にある方も多いかと思いますが、その頃に幾度となく発生した火砕流や土石流で甚大な被害をもたらしたところでもあります。
私はその頃、自転車で日本一周をしていた際にこの地を訪れたのですが、土石流に飲み込まれた家屋は手付かずのままになっていました。当時は島原半島広域に、火山灰が積もっていたのを覚えています。画像はその時に撮ったものです。
現在は道の駅 みずなし本陣ふかえの敷地内に、後世に伝えるため土石流被災家屋保存公園としてその一部が保存展示されています。
当時テレビのニュースで目にしたショッキングな映像を思い出すと、なんだか胸がぎゅっと締め付けられるようです。
偶然にも先日、熱海で起こった土石流のニュースが流れていましたが、改めてその恐ろしさを痛感しました。(ここを訪れたのは昨年の11月です)
大火砕流体験館を見学したあと、道の駅内にある食事処「万福亭」に入りました。
「南島原はそうめんのまち」ということなので、今回は素麺にしてみようと思います。フツーの素麺は自宅でも食べられるので、「ちゃんぽんそうめん」(770円)という変わりダネを頼んでみました。「島原手延そうめん」の歴史は古く、寛永14年(1637年)の島原の乱(島原・天草一揆)のあとに小豆島の移民から伝わったという説と、それよりも前に福建省出身の僧侶から伝わったという説があるそうです。現在、全国の手延そうめんの約3割は、ここ南島原市で製造されているとのこと。
豚肉・エビ・イカ・揚げカマボコ・赤はんぺん(ちゃんぽんに使われるピンクの練りもの)・カニカマ・錦糸玉子・キャベツ・モヤシ・ニンジン・玉ネギ・コーン・グリンピースと、具沢山なのが嬉しいですね。メニューには「こってりちゃんぽんスープ」と書かれていましたが、意外とアッサリ目の仕上がり。白濁したトンコツ系スープは、何ともいえないイイ甘味があってゴクゴクゴクゴクいけちゃいます。
[参考]ちゃんぽん・皿うどん用の蒲鉾
麺は温かいこともあって、かなり柔らかめなんですね。その分、小麦の風味が良く感じられます。ホントは冷たい素麺の方が好きなのですが、これはこれで美味しくいただくことができました。スープの絡みもとてもイイですね。
南島原市には「島原そうめん鉢」という地域おこし系開発料理もあるので、夕食はコレにしてみようと思います。
[参考]島原手延べ麺 川上製麺
この記事へのコメント
1. Posted by まめりんこ 2021年07月09日 09:43
3年前くらいに島原や雲仙、諫早、佐世保、九十九島やら家族で足早に訪れたので懐かしく拝見してます。深江名物 ろくべえ定食の内容が気になります。
ソーメンちゃんぽんお昼にでも作ろうかしら😙
2. Posted by A-chang 2021年07月09日 21:58
まめりんこ様
いらっしゃいませ!
懐かしいだなんて言ってもらえると、なんだか嬉しいですね。
ろくべえ定食は、ろくべえにご飯や小鉢などが付いたものです。
ろくべえについては6月25日の記事をご覧ください。
いらっしゃいませ!
懐かしいだなんて言ってもらえると、なんだか嬉しいですね。
ろくべえ定食は、ろくべえにご飯や小鉢などが付いたものです。
ろくべえについては6月25日の記事をご覧ください。