2021年07月21日
雲仙温泉「地獄蒸し温泉たまご」
雲仙地獄巡りの話の続きです。お糸地獄と呼ばれるところに着きました。不倫をしたあげく夫を殺してしまった、お糸という女性が処刑されたところなんだとか。……怖いよ〜。
家庭を乱すと地獄に落ちるぞ……という戒めを込めて、お糸地獄と名付けられたそうです。そんな場所に、雲仙地獄茶屋(雲仙地獄工房・雲仙地獄見台兼休憩所・雲仙地獄足蒸しの総称)があります。
折角なので、「雲仙地獄工房」で名物の「地獄蒸し温泉たまご」をいただいていこうと思います。繁忙期には、1日2,000個以上も売れるほど人気があるそうです。しかし……店のお姉さんは1日中1人でずっと、こんな蒸気モクモクで硫黄臭漂うところに居るんですかね。余計なお世話ですけど。
さすがに1人で5個は食べられないよな……と思って訊いてみたら、2個(200円)から買えるとのこと。店内で早速いただいてみました。当然のことながらアツアツなので、割る際には注意が必要です。
ちなみにこの「地獄蒸し温泉たまご」は、1個食べたら1年長生き。2個食べたら2年長生き。3個食べたら死ぬまで長生き……といわれているそうです。
温泉玉子といっても、高温の蒸気で蒸すので半熟ではありません。けれども白身は柔らかめでプルンプルン、黄身はしっとりとイイ具合に仕上がっております。温泉から作られているという塩をチョコンと付けていただくと、旨さも倍増されるような気がしますね。硫黄臭もイイ意味で調味料となっていました。
「雲仙地獄工房」から坂を上っていくと、雲仙地獄の中でも最も活発に噴気しているという大叫喚地獄に付きます。その名のとおり噴気孔からゴォーッという音が鳴り響いていて、なかなかの迫力があります。画像だと全然伝わらないでしょうけどね。
他に邪見地獄・葬頭川の婆石・浄瑠璃の鏡石・小さな小さな泥火山などを観て、雲仙地獄巡りを終えました。
雲仙温泉には現在2つの共同浴場があるのですが、この日の宿泊地が小浜温泉だったので今回はスルー。
代わりに足湯で満足してきました。やっぱり入っておけば良かったなぁ……と、今は後悔しております。(涙)