2022年09月16日
結城「モツ焼きそば」その1
健田須賀神社を参拝したあと、周辺を歩いて観て廻りました。主に江戸時代から明治時代に掛けて建てられた、見世蔵などの歴史的建造物がいくつも残されています。画像は観た順番通りにはなっていませんけどね。このような建物が散在していると思ってください。
上の画像は武勇という慶応年間創業の酒蔵です。近くにはもう1つ結城酒造という老舗の酒蔵があったのですが、とても残念なことに5月に全焼してしまいました。こんなことなら、1本買っておけば良かったですね。(私が訪れたのは4月です)
結城紬で知られるところでもあるので、本場結城紬 郷土館も見学してきました。結城紬は国の重要無形文化財であり、ユネスコ無形文化遺産でもあります。約2千年もの歴史があるそうで、日本最古の絹織物なのだとか。まぁ……知識はほとんどないんですけどね。
そんな結城市には、「モツ焼きそば」「モツ入り焼きそば」などと呼ばれる、豚モツを使った焼きそばがあります。現在結城市に8軒、隣りの筑西市に2軒確認できています。ただ……その内の2軒は、現在営業していないかもしれません。
まずは結城駅の近くにある、「くぼた食堂」に行ってみました。このお店が元祖なのかどうかは分かりませんが、半世紀以上この地で愛され続けている老舗です。11席という小ぢんまりとしたお店のためか、ほとんどはテイクアウトのお客さん。やはり人気があるようで次から次へとやってきます。ご主人が1人で切り盛りしているので、お昼時なんかは大変でしょうね。
食堂といってもメニューはこれだけ。このお店では「焼きそば」=「モツ焼きそば」となっているので、「焼そば」の並(550円)を頼みました。
麺は2玉から3玉くらいありそうなボリュームです。焼きそばと一緒に炒められた具はキャベツのみで、煮込まれてとても柔らかくなった豚モツがトッピングされています。少し豚モツ特有の臭みが感じられますが、豚モツ好きなら全く問題ありません。むしろ、このくらいの匂いはあった方が良いかも。
麺は低加水のようで、少しポソッとした弾力の弱いタイプで柔らかめ。鼻にツーンとくるほどのハッキリとしたソース感があって、どこか懐かしい味わいですね。
卓上にウスターソース・醤油・一味トウガラシが並んでいたので、後半は一味を振り掛けパンチの効いた味を楽しみました。炒め油がやや多めなこともあって、ビールが欲しくなってしまいますね、これ。ホントはご主人にいろいろと話を伺いたかったのですが、とても忙しそうなのでやめておくことにしました。優しそうなご主人でしたけど。
ちなみに「モツ焼きそば」は、「ファーマーズマーケット きらいち 結城店」でも売られていました。