ラーメン

2024年03月13日

横浜市中区「康師傅 紅焼牛肉面」他

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今回の旅、3日目。この日は昼頃からずっと雨という予報だったので、1日中ホテルで過ごすことにしました。朝食はホテルのバイキングで、昼食と夕食は前日に買っておいた簡単なもので済ませます。

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1階のレストランで朝食を摂ったあと、一旦部屋に戻ってから11階のラジウム温泉大浴場へ。たまにはこうやって外出することなく、ホテル内でのんびりと過ごすのもイイもんですね。9時過ぎということもあって貸し切り状態でした。……極楽、極楽。

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このホテルはWOWOWの視聴が全室無料となっているので、映画を何本か観るつもりです。ホテルを予約する時点で雨が降るかもしれないというのは分かっていたので、前もってWOWOWプライム・シネマ・ライブの各番組表をチェックしておいたんです。

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1本目を観終わったところで、前日に「業務スーパー 横浜中華街店」で買っておいたカップ麺「康師傅 紅焼牛肉面」(200円/税別)をいただきました。康師傅(カンシーフー)は台湾や中国ではとても有名な食品メーカーで、中でも紅焼牛肉面はインスタントラーメンの定番といえるものだそうです。

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カップの中には油揚げ麺の他に、粉末スープ・牛肉入りの調味油・かやくと、折りたたみ式のフォークが入っています。作り方は……えぇっと、どこにも書いてないんですね。麺の上に粉末スープとかやくを開けて熱湯を注ぎ、3分ほど経ったら調味油を入れて軽くかき混ぜたら出来上がり……ではないかと思います。

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具は牛肉・玉子・キャベツ・ニンジン・ネギ。醤油ベースのスープは程良くニンニクが利いていて、ピリ辛の少し上をゆく辛味があります。思ったよりクセはありませんが、やはり日本のものとはまた違った味わいなんですね。

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麺はカップ麺にしてはコシがあってモチモチとしたイイ食感。油揚げ麺ならではの風味がありますが、これはこれで悪くありません。それなりに美味しくいただくことができました。

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パッケージの写真とはえらい違いですけどね。w

[参考]康師傅 面カップ6点セット

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これだけだと食事としては物足りないだろうと思ったので、持参しておいたパックご飯を残ったスープの中に投入。あれっ、ちょっと味が薄いかな……。ご飯を入れるのなら、もう少しお湯を少なめにした方が良かったかもしれませんね。

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「業務スーパー 横浜中華街店」では他に、「泰山 八寶粥」(150円/税別)と「土豆麺筋」(240円/税別)なるものを購入しました。

[参考]泰山 八寶粥 375ml

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こちらは中華街大通りにある「栄興號」というお店で購入した、「陳年5年 紹興花彫酒」(640ml 550円)とお気に入りの白酒「紅星 二鍋頭」(500ml 880円)です。

[参考]紅星 二鍋頭 500ml 56度

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紹興酒を炭酸レモンで割った簡易版「ドラゴンハイボール」と、白酒のロックを飲みながら3本目の映画を観たのですが、やっぱりといいますか……途中で寝てしまいました。酒を飲みながら、ややこしい内容の映画を観るもんじゃありませんね。

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2023年11月24日

取手「にんたまラーメン」

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大洗から40kmほどのところにある、石岡市の中心部に寄ってみました。江戸時代末期に建てられた、まち蔵 藍(旧丁子屋)という観光施設で地図などを入手し周辺を歩き廻ってみることに。斜向かいには昭和6年築の福島屋砂糖店と、昭和5年築の久松商店・十七屋履物店が並んでいます。

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石岡は昭和4年に大火に見舞われ多くの建物が焼失。その後に建てられた看板建築や、焼失を免れた見世蔵などが数多く残されているんですね。

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石岡市には歴史的建造物が500軒以上、国登録文化財が19軒もあるそうです。少し歩いただけなのでほんの一部しか観ていませんが、なかなか楽しいところでした。

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そこからクルマを19kmほど走らせ、つくば市までやってきました。……が、お目当ての店は既に閉まってますね。上の画像は店の前から撮った筑波山です。更に11kmほど走らせ、もう1軒行ってみたのですが……こちらも閉まってました。どちらも営業時間内のはずなんですけど。さて、夕食はどうしましょう。こういう時はグーグルマップに保存してある店をチェックですね。

※両店とも翌月に再訪しました。記事になるのは来年2月頃の予定です。

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帰り道の国道6号(取手バイパス)沿いにあるということで、「にんたまラーメン 取手店」に行ってみることにしました。茨城県取手市に本社・工場を置く、昭和32年創業の「ゆにろーず」が展開するチェーン店です。HPによると現在は茨城県に12店舗、千葉県に3店舗、埼玉県・石川県・大阪府に各1店舗、中国の上海市に3店舗あるようです。

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多くの店が24時間営業で、大型車対応駐車場・ゲームコーナー・漫画コーナーなどを備えています。私も9年前に利用したことがありますが、中には入浴や宿泊ができるところもあるんですよね。

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にんたま醤油・にんたま味噌・にんたま塩の他、あかたま・札幌味噌・タンメン・東京ラーメンなど意外とメニューは豊富です。1番人気だという「にんたま醤油ラーメン」(720円)を頼みました。

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券売機で食券を購入すると自動的にオーダーが入るので、そのまま好きな席に着き、食券に印字された番号を呼ばれたら取りに行くという流れになります。

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具はチャーシュー・味玉・海苔・モヤシ・ネギで、背脂が少々浮かんでおります。チャーシュー・味玉・スープは濃いめの味付けで、おじさん的には塩分過多な仕上がり。たまたまかもしれませんが、10代20代の若いお客さんばかりだったのが頷けますね。私も昔はこういうラーメン大好きでしたから。こんなことはあまり言いたくないのですが、歳は取りたくないもんです。

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「にんたまラーメン」というだけあって、ニンニクが効いたスープに玉子麺なんですね。といっても、ニンニクの効きは思ったより弱め。もっとガツンとくる強烈なものを想像していたので少しホッとしました。玉子麺はほぼストレートではありながらも、札幌ラーメンに似たムチッとしたコシがあり美味しくいただくことができました。

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19泊20日といういつもより長い旅だったこともありますが、振り返ってみると今回はラーメンネタが多かったんですね。1度の旅でこれだけラーメンを食べたのは、もしかしたら初めてかもしれません。

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今回の旅の話はこれでお仕舞いとなります。下道を使い安全運転で帰路に就きました。

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2023年10月27日

大船渡「大船渡さんまらーめん」

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今回の旅、17日目。この日は三陸道(三陸沿岸道路)の無料区間を利用して、宮城県の名取市まで大きく移動しました。寄り道をしながらなので、走行距離は300kmくらいだと思います。

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まずは大船渡碁石海岸ICで下りて、碁石海岸の碁石浜へ。その名の通り、碁石のような黒くてやや平たい石が転がっています。

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こちらは碁石海岸の雷岩と乱暴谷です。その名の通り、カミナリのような音が響いています。海食洞穴に打ちつける波が、中の空気を圧縮して低い音が鳴るのだそうです。悪天候だったら、ちょっと怖いかも……。今まで知らなかったのですが、「残したい日本の音風景百選」なんてのがあるんですね。そのひとつに選定されています。

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時間がたっぷりあったので、遊歩道をのんびり歩いて碁石岬まで行ってみました。うっかり撮り忘れましたが、高さ10mくらいの白い灯台が建っています。

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開店時刻の11時(※)になったので、「碁石海岸レストハウス」の2階にあるレストランに入りました。

※1階の土産店は9時からの営業です。

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大船渡港のサンマ水揚げ量が本州一ということで平成22年に誕生した、まちおこし系の「大船渡さんまらーめん」をいただこうと思います。大船渡産のサンマを使い、価格は全店統一(※)する……などといった定義があるようです。ただ、何故か「さんまらーめん」という名称は使わなくてもいいみたいです。

※昨年11月の往訪時は750円でしたが、現在は850円に値上がりしています。

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あら、「碁石海岸レストハウス」では1日限定20食となっているんですね。もし行かれる方はご注意ください。

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「大船渡さんまらーめん」には、白ゴマの掛かった小ライスと漬物が付いてきました。「サンマをほぐしながら食べると、旨味がスープに溶け出して美味しいですよ」と、店のお姉さんからアドバイスを受けたので、そのようにしていただきます。

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サンマは店によって甘露煮だったり竜田揚げだったりしますが、こちらでは香ばしく焼き上げたサンマのみりん干しが丸ごと一匹載っております。他の具はワカメ・メンマ・ナルト・白髪ネギ・糸トウガラシ。ワカメは碁石海岸で獲れたものを使っているそうです。地物と言われると、それだけで美味しく感じてしまうから不思議ですね。あまり違いは分かりませんでしたけど。

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ユルいウェーブの掛かった中太麺は適度にコシがあります。あっさりとした醤油ベースのスープですが、サンマを少しずつほぐしていくと確かにその旨味が溶け出ていき、「サンマのみりん干し味」ともいえる独特な味わいに変化していくんですね。正直いうと「サンマを載せただけのラーメン」くらいにしか思っていなかったのですが、意外な旨さにプチ感動してしまいました。

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最後はほぐし身とスープをご飯に掛け、お茶漬けのようにサラサラと美味しくいただきました。これがご飯に合わないわけがありませんね。

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このあと、碁石海岸の北部にある穴通磯まで行ってみました。波によって浸食された、大中小と並ぶ洞門が印象的ですね。6月から11月までは7人くらいが乗れる小さな遊覧船が運行されており、船体スレスレで潜り抜けることができるそうです。

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2023年09月29日

遠野「五右衛門ラーメン」

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先ほど見学した「とおの物語の館」と共通の入館券になっていたので、すぐ近くにある「遠野城下町資料館」にも行ってみました。遠野って民話の里というイメージが強いですが、遠野南部氏1万2千石の城下町でもあったんですね。内陸部と沿岸部を結ぶ交易の拠点としても賑わっていたそうです。

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資料館を見学したあと、しばらく周辺を散策。日が暮れそうな頃にホテルにチェックインしました。上の画像は仙臺屋という江戸時代から続く和菓子店です。

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さて……ここ遠野には、かつて「喜楽」という中華料理店がありました。「五右衛門ラーメン」なるものが人気を博していたそうですが、平成29年に惜しくも閉店してしまったんですね。前日に遠野市中心部からカッパ淵に向かう途中、建物が現存していたのでの一応撮影しておきました。

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「喜楽」が閉店したのはとても残念ですが、市内にはインスパイア系の店が何軒か見られます。少し調べて見たところ、10軒ほど確認することができました。「喜楽」のものは醤油味のスープに炒めた肉野菜が載るのですが、インスパイア系には塩味や味噌味もあったり、チャーシューやメンマなどを載せる店もあるようです。

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遠野駅から約350m。「とおの物語の館」のすぐ近くにある、「京屋亭」というお店に行ってみました。

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こちらは元祖「喜楽」の店主から直接指導を受け、50年以上も愛され続けてきた味を継承しているんですね。

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頼んだのはもちろん「五右衛門ラーメン」(600円)ですが、他にセットものや「あんかけ五右衛門」(780円)・「スタミナ五右衛門」(880円/半ライス付)・「五右衛門飯」(700円/サラダ・味噌汁付)・「五右衛門チャーハン」(700円/サラダ・スープ付)・「五右衛門焼きそば」(780円/スープ付)といった派生料理もありました。

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具はしっかりと炒められた細切り豚肉・細切りキャベツ・モヤシ・玉ネギで、豆板醤らしき辛味が感じられます。醤油ベースのスープはアッサリとした、関東人からすると醤油感が弱めのもので「釜石ラーメン」に近いものがあります。脂(油)もほとんど浮いていません。しかしながらこちらにも辛味があり、初めはピリ辛レベルかな……と思ったのですが、これがジワジワと効いてくるんですね。さらにイイ感じの甘味もあって、ちょっとクセになりそうな味わいです。

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麺も「釜石ラーメン」のような極細で、幅は1mmくらいしかありません。初めは少しザクザクとした食感があり、2〜3分で柔らかくなっていくところもよく似ていますね。具を絡めてズズッとすすると、思わずニヤッとしてしまう旨さです。

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最後はラー油を少し垂らして、ちょっとした味変も楽しみました。食べ終える頃には、額に薄らと汗を掻いてましたけど。

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ちなみに私が訪れたのは昨年の11月上旬ですが、11月30日にこのお店は一旦閉店してしまいます。元祖「喜楽」の店舗を改装して、翌月の12月にそこへ移転する……といったようなことが書かれた貼り紙が店内にありました。先日調べて見たところ、「京屋亭」から「京屋」に屋号を変更し26日に新装開店したとのことです。

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この日の宿は前々日にも泊まった、遠野駅の近くにある「ホテル きくゆう」です。ホントはここに3連泊するつもりだったのですが、2日目が満室で予約が取れなかったんですよね。全国旅行支援を利用して和室が1泊4,422円。さらに地域限定クーポンが1,000円分貰えたので、実質3,422円となりました。駐車場は無料です。

↓こちらで予約しました。
ホテル きくゆう

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2023年09月11日

釜石「ラガーラーメン」

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昭和54年から昭和60年に掛けて、新日鐵釜石ラグビー部が日本選手権大会で7連覇という偉業を果たしたことにより、ここ釜石は「ラグビーの街」として知られるようになります。その後成績は低迷していきますが、平成13年にクラブチーム 釜石シーウェイブスRFCとして再出発。現在はトップリーグ昇格を目指しています。上の画像は、釜石駅前にある日本製鉄 北日本製鉄所(※)です。

※明治13年に日本初の近代製鉄所として釜石製鐵所が操業開始。のちに富士製鐵→新日本製鐵(新日鐵)→新日鐵住金→現在の日本製鉄となります。

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そんな釜石でチラホラ見られるのが、「ラガーラーメン」「ラガーらーめん」「ラガーメン」なるもの。

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初めは街おこし系ラーメンかと思ったのですが、新日鐵釜石ラグビー部が5連覇を成し遂げた昭和58年に、「川喜」という製麺所が商品化したチルド麺だったんですね。どういう経緯があったのかは分かりませんが、それが市内にあるいくつかの飲食店でいただけるようになったようです。こういう珍しいケースもあるんですね。供する店は現在7店舗確認できています。

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というわけで、道の駅 釜石仙人峠まで行ってみました。釜石自動車道という無料の高速道路を経由して、釜石駅前から11kmほどの場所になります。

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こちらの食堂でいただこうと思ったのですが、満席でしかも5名並んでいます。並ぶのは全然構わないのですが、テーブル席が数卓しかないんですね。このご時世(※)だと相席はしづらいよなぁ……。

※昨年11月上旬の話です。

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そんなわけで釜石駅方面へ下道を4kmほど戻り、「そば処 川㐂家(かわきや)」というお店に行きました。あとで知ったのですが、「ラガーラーメン」を開発した「川喜」のグループ会社の直営店だったんですね。初めからこっちに来ておけば良かった……。

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注文したのはもちろん「ラガーラーメン」(800円)ですが、蕎麦屋さんなのでほとんどのお客さんは蕎麦を召し上がっております。ラーメンを頼んでいる方は1人もいないようですね。

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上に載っているのは、ブタ肉・チャーシュー・半熟玉子・ワカメ・メンマ・キムチ・ネギ。シンプルな「釜石ラーメン」と違って具沢山です。ブタ肉がゴロゴロ入っているのが嬉しいですね。といっても道の駅のものはシンプルそうな写真だったので、同じ「ラガーラーメン」でも店によって具は様々なようです。

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スーパーなどで販売されている川喜のチルド麺は、「中太平打ち縮れ麺・濃厚な味噌味のスープ・辛い味付け」となっています。道の駅にも「太平打ち縮れ麺と旨辛の味噌のスープ」と書かれていました。………が、これは「釜石ラーメン」のような細麺(※)で味噌ラーメンにしてはあっさり目のスープ、辛味もピリ辛レベルなんですね。川喜グループ直営店なのに全然違うなぁ……何でだろう。

※多分、このお店で使用している釜石ラーメン用の麺だと思います。

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ただ、道の駅で「ラガーにはにんにくラー油」と書かれていたとおり、こちらでもチューブのおろしニンニクとラー油が付いてきました。折角なので入れてみましょう。

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するとパンチの効いた、「ラガーラーメン」と呼ぶに相応しいものに一歩近づくのでありました。まぁ、当たり前ですけどね。想像していたものとは全然違う「釜石ラーメン」寄りの仕上がりでしたが、これはこれでおじさん的には美味しくいただくことができました。

[参考]釜石ラーメンとラガーラーメンセット

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