お好み焼き・鉄板焼き系

2021年05月17日

長崎市「長崎式お好み焼き」

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今回の旅、7日目。レンタカーを14日間借りているのですが、この日は路面電車(長崎電気軌道)を乗り回すので一切使いません。長崎駅のみどりの窓口まで行き、路面電車の1日乗車券(500円)を購入。長崎駅前電停から平和公園電停に移動し、まずは平和公園へ行きました。

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松山町防空壕群跡・平和の泉・平和祈念像・折鶴の塔・天主堂の見える丘の順に廻りました。画像上の平和祈念像の右手は原爆の脅威(長崎の過去)を、左手は平和(長崎の未来)を意味し、軽く閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈っているのだそうです。

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コチラは長崎原爆遺跡のひとつでもある浦上天主堂です。現在の聖堂は昭和34年に再建されたもので、吹き飛ばされた鐘楼や被爆した天使像などが保存されています。

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近くに原爆資料館や爆心地公園などもありますが、朝食を摂るため平和公園電停から銭座町電停に一旦移動。

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400mほど歩いたところにある、「くらた」というお好み焼き屋に入りました。昔ながらの「長崎式お好み焼き」がいただける老舗です。ただ……現在こういったお店は、ほぼ絶滅状態なんですね。

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お好み焼きは、中でも400円というのが嬉しいですね。今回は「モダン焼きの肉入り」(650円)を頼んでみました。

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薄く伸ばした生地に、アジのすり身・魚粉・天カス・紅ショウガを散りばめ、モヤシとキャベツを載せ……。ここまでは広島のお好み焼きに似ているなと思ったのですが、別に焼いておいたチャンポン麺を載せたら、その上に生玉子をそのままポトンと落とすんですね。更に豚肉と天カスを載せて生地を回し掛けます。こういう作り方もあるんですね。ホント、お好み焼きは奥が深いです。あと毎回思うのですが、こういう重ね焼きは説明するのがホントに面倒くさいです。w

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その状態で5分以上放置したら引っ繰り返し、また5分以上放置します。結構じっくりと焼くんですね。長崎ではお馴染みの金蝶ソースと旨味調味料を振り掛け、2つ折りにしたら出来上がりです。

[参考]金蝶ウスターソース 320g

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更に自分でウスターソースを塗り、魚粉を適当に振り掛けてからいただきます。いわゆるお好み焼きソースなどというものはありません。また、お皿も箸も出てきません(※)。西日本ではそう珍しくありませんが、小振りのコテを使って鉄板から直食いするスタイルなんですね。

※頼めば出してくれると思います。

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じっくりと焼いてあるためか、水分がイイ具合に抜けていてイイ食感。焼きそば麺ではなく、チャンポン麺というのもイイですね。2つ折りになっているので、分厚くてコテだとちょっと食べづらかったですが、モッチリとした生地と芳ばしい風味で美味しくいただくことができました。スバラシイです。ただ……その……潔癖症の方にはオススメしませんけどね。w




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2020年04月03日

伊勢崎「いせさきもんじゃ」その2

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伊勢崎市の中心部に着きました。この日の宿のチェックインを済ませ、5分ほど歩いて昭和42年創業の老舗「みちくさ」というお店に行きました。店内は昭和ムキダシの佇まい。昭和なおじさんにとっては、なかなか居心地のイイところです。

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伊勢崎といえば「いせさきもんじゃ」。このお店では、「昔ながらのもんじゃ」というのがソレに当たります。他に具沢山の今風なフツーの「もんじゃ」もありました。「いせさきもんじゃ」の「甘」はイチゴシロップ入りで、「辛」はカレー粉入り。「甘辛」は両方が入ったものとなります。10年前に伊勢崎を訪れた時は甘いものが得意でなかったため「辛」をいただきましたが、現在は当時ほどではなくなってきているので、「甘辛」(600円/税別)にチャレンジしてみようと思います。お好み焼きも頼む予定なので、今回ベビースターは無しで頼みました。

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今回の旅も残すところ、あと1日。お疲れさまでした……と。(ビール大瓶 680円/枝豆付き)

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「いせさきもんじゃ 甘辛」の具は、切りイカ・キャベツ・ネギ・天カス・青海苔。小麦粉生地はソース・イチゴシロップ・カレー粉で味付けされています……って、こう書くとマズそうですね。w

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「お1人だったら2回に分けた方がイイですよ〜」とご主人からアドバイスを受けたので、そのようにして焼くことにしました。鉄板に油を塗ったら、よくかき混ぜた「もんじゃ」を広げていきます。東京月島のような土手は作らないんですね。ハガシは東京と同じものを使います。

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カレーのイイ香りが食欲をそそります。ソース感はそれほどなく、カレーの程良い辛味とイチゴシロップの甘味で意外とイケるんですね。甘いといってもそんなに甘くはなく、イチゴシロップ感もほとんどないんです。もっとゲテなものを想像していたのですが、ビールが進む旨さがありますね。たまには、こういう食べ方をしてみるのもイイもんだなぁ……。そんな風にも思えました。

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お好み焼きは「牡蠣天」(800円)をセレクト。他に関西風お好み焼きというのもありました。

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具は大振りのカキ・玉子・キャベツ・モヤシ・ネギ・天カス・紅ショウガ・青海苔。よくかき混ぜてから鉄板に流し、丸く形を整えます。

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甘口ソースと辛口ソース(甘くないソース)を塗り、カツオ節と青海苔を掛けたら出来上がり。マヨネーズも用意されていますが、使いませんでした。生地はふんわりふっくらと、焼き目はサクッと焼き上がりました。う〜ん、とても満足。

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この日の宿はコチラ。「ビジネスホテル伊勢崎平成イン」で4.5畳の和室が1泊3,600円(和室シンプル素泊まりプラン)でした。部屋にバス・トイレは付いていません。

↓コチラで予約しました。
ビジネスホテル伊勢崎平成イン





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2020年03月23日

桐生「子供洋食 その2」他

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桐生が岡公園内にある、桐生が岡動物園を見学してきました。公園の開園は大正5年、動物園は昭和28年となるそうです。

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100種以上もの動物を展示しているにも拘わらず、なんと入園料は無料。桐生市……太っ腹ですね。上手く撮れなかったので画像はありませんが、他にライオンなども観られました。

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さて、10年ほど前に紹介済みではありますが、ここ桐生には昭和初期から存在する「子供洋食」というものがあります。昭和25年頃をピークに、屋台や駄菓子屋などアチコチで売られていたそうです。今回はその「子供洋食」をアテに、一杯やろう……というワケです。(画像は桐生倶楽部会館です)

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「仲よし」という、小ぢんまりとした老舗感漂う食堂に入りました。

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メニューには「子供洋食」ではなく、「小供洋食」(400円)と書かれていますね。本来はこの表記が正しいそうで、その理由が書かれたサイトもありました。……が、ちょっと後付けっぽくも思えたので、ここには載せないことにしました。他に「子供洋食」から派生したといわれる、「ポテト入り焼きそば」(このお店ではじゃが入焼そば)などもございます。

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まずはビール(中瓶500円/お通し付き)で、お疲れさまでした……と。「ビールは小供洋食と一緒に出しましょうか」という、店のお母さんの気遣いが嬉しいですね。まぁ……先に出してもらったんですけど。

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「小供洋食」はホクホクとしたジャガイモが主体で、他はシャキシャキのモヤシ・キャベツ・ニンジン・ネギ。そして紅ショウガが添えられております。ジャガイモは3〜4個くらい使われているでしょうか。思ったよりもボリュームがあります。ソースはそれほど主張していませんが、ちょっぴりスパイシーでビールにも合うんですね。炒めものにしてはコッテリ感もなく、おじさん的には美味しくいただけます。

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何か糸くずっぽいものが絡まっているな……と思ってよく味わってみると、切りイカでした。隠し味として入れているそうです。

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「小供洋食」だけでも量的には充分な気もしましたが、ビミョーに足りない気もしたので「ラーメン」を追加しました。「佐野ラーメン」を思わせるやや淡い色の透き通ったスープで、少しイイ甘味があります。細めながらコシのある麺もイケますね。

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これが400円でイイのだろうか……と思える旨さがありました。〆てたったの1,300円。帰り際、店のお父さんがわざわざ厨房から出てきて、お母さんと2人で見送ってくれました。身体も心も温まる、とてもステキなお店です。





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2020年02月28日

太田「ぎゅうてん」

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太田市にある、曹源寺を参拝してきました。建立は寛政10年(1798年)と推定されている本堂は、日本三大さざえ堂のひとつでもあり国の重要文化財となっております。2階建てに見えますが、実は3階建て。江戸期から明治期の建立で、現存するサザエ堂は全国に6棟あるそうですが、コチラのものが最大級となるのだとか。

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会津さざえ堂(円通三匝堂)と同様、上り通路と下り通路が一切交わらない構造になっています。ただ会津さざえ堂のようなラセン状ではなく、直線的な通路だったので、サザエ度はちょっと弱めですね。

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さて、群馬県の桐生市と太田市および栃木県足利市の一部地域には、「ぎゅうてん」と呼ばれるものが戦前からありました。……が、供する店は現在存在しないんですね。……と、ずっと思っていたのですが、1軒だけ見つけることができました。それがコチラの「吾助」というお店で、クルマ1台がギリギリ通れる道の先にあります。でも意外と駐車場(というか空き地)は広いんですね。

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メニューには「お好み風ぎゅうてん」(500円)と書かれていました。この他に各種お弁当(500円〜1,500円)もございます。お店の前にテーブル席があったので、ここで食べていくことにしました。

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「牛天」ならぬ「ぎゅうてん」は、10分ほどでやってきました。桐生市にある「武正米店」のご主人の話によると、「ヘラなどでギュウギュウ押さえつけて焼くから」というのが名の由来なのだそうです。いわゆる混ぜ焼きで、直径は22cm、厚さは2cmほどあります。具は長ネギが主体で、鶏肉やキャベツなどが使われています。上にはお好みソースが塗られ、カツオ節と青海苔がトッピング。確かにお好み焼きっぽい仕上がりですね。昔は直径10cmくらいで、ネギと干しエビが入るくらいのシンプルなものだったそうなので、ちょっぴり豪華な「ぎゅうてん」といえます。

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フチの方は、まるでスナック菓子のようにサックサク。お好み焼きと比べると、小麦粉生地の比率が高めではありますが、ネギとキャベツのシャキシャキ感とその甘味がたまりませんね。

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マヨは何故か別添えでした。普段は使わないのですが、折角なのでチョコンとつけて美味しくいただきました。こうなると、ビールが欲しくなってしまいますね。ボリュームも充分にあって、ナカナカ満足度の高いものでした。ちなみに「ぎゅうてん」のレシピは、家庭によって様々なのだそうです。また子供のおやつでもあり、夕食の一品でもあったのだとか。個人的には、東京の「どんどん焼き」がルーツではなかろうか……と思っています。

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このあと八王子山公園(太田市北部運動公園)で開催されている、おおたイルミネーション(令和元年11月30日〜12月31日)を観てきました。

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公園の広い斜面を利用しているので、都市部のイルミネーションとはまた違った楽しさがありました。

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この日の宿はコチラ。「ビジネスホテル アートプラザ」で6畳の和室が1泊3,200円でした。部屋にバス・トイレ・冷蔵庫は付いていません。

↓コチラで予約しました。
ビジネスホテル アートプラザ





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2019年12月12日

川口「ぼったら」他

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これまでに東京都八王子市の「おべった」・千葉県浦安市の「ぼったら」・神奈川県川崎市の「おべった」といったものを紹介してきましたが、ここ埼玉県川口市辺りにも「ぼったら」と呼ばれる、昔ながらの「もんじゃ焼き」風のものがあります。……というワケで、「まつや」というお店に行ってみました。南鳩ヶ谷駅から800mほどのところにあります。数年前に調べたときは、供する店が何軒か確認できたのですが、川口市では現在このお店のみとなってしまったようです。

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メニューには、「昔なつかしい 川口流ぼったら」(550円)と書かれていました。もんじゃは550円から750円まで。お好み焼きは550円から800円まで。東京の月島と比べると、とてもリーズナブルといえますね。

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350円と安かったので、ビールではなく「レモンサワー」を頼みました。たまには、こういうのもイイもんです。

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「ぼったら」はラーメンドンブリに入ってやってきました。具は細かく刻まれたキャベツ・揚げ玉・紅ショウガ・青海苔とシンプル。ちなみに川口では、昭和30〜40年代まで駄菓子屋の定番だったそうです。川口市以外に埼玉県蕨市・草加市・古河市・東京都足立区の一部地域などでも、「ぼったら」と呼ばれていたという情報もあったので、昔はかなり広範囲での呼称だったのでしょう。上述の千葉県浦安市もそうですしね。

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卓上にウスターソースがありますが、味はすでに付けてあるとのこと。月島のような土手は作らず、かき混ぜてから鉄板へ一気にぶちまけました。もっとシャバシャバ系かと思っていたのですが、フツーのもんじゃとそう変わらないトロトロ度なんですね。

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ベビースターは後のせにしました。しばらくするとシンナリとしますが、あとからパリパリ食感が復活するのが、いつもながら面白いですね。意外と「ぼったら」のソース感は控えめで、最初の方は優しい味わいです。時間と共に段々味が濃くなってきますが、それはそれで美味しくいただけます。

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最後は全体をペリペリと剥がし、引っ繰り返して香ばしく焼き上げました。ここまでくると、結構濃い味なんですけどね。でも、懐かしの旨さが楽しめました。

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「ぼったら」だけだとお腹が満たされないので、「豚肉天」(600円)も頼みました。飲みものは「ウーロンハイ」(320円)にチェンジ。

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具は豚肉・玉子・キャベツ・揚げ玉・紅ショウガ・切りイカ。お好みソースを塗って、カツオ節と青海苔を振り掛けたら出来上がり。表面はサクッと、中はふんわりと仕上がりました。似たような食材を使っているのに、全然違ったものになるから不思議ですね。〆て1,820円。いや〜、ごちそうさまでした。

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この日のお風呂はコチラ。「まつや」から700mほどのところにある、スパロイヤル川口(平日870円)を利用しました。宿は1階の有料駐車場をお借りしました。





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